苗穂駅周辺まちづくり協議会では、今年で最後となる道外視察研修を5月21日から23日の2泊3日で実施しました。毎年恒例で行ってきた研修旅行も最後とあって、湯浅義昭会長、企業部会のメンバ−や住民ら22人が参加し、今後の『景観塾』の学習につなげることができるようにと、東京近郊の鉄道博物館や都内の恵比寿ガ−デンプレイスなどを見学しました。
　さいたま市に昨秋オ−プンした鉄道博物館では、ヒストリーゾーンに『Ｃ５７１３５』のＳＬ機関車（苗穂製作）もあり、各ゾーンは鉄道マニアや観光客が列をつくる程のにぎわいぶりでした。
　都内にある江戸東京博物館には、歴史と文化の資料や復元した模型などの展示品が所狭しと並び、楽しみながら見学が出来ました。また、隣の両国国技館では大相撲夏場所が12日目で、中入り前の会場付近の道路は目当ての力士を待つ相撲フアンでごった返していました。
　最終日は、六本木ヒルズ森タワーの屋上『スカイデッキ』（地上238m･海抜270m）からの絶景をバックに記念撮影。眺めは最高ですが、オープンエア形式の展望施設は日本一を誇る高さで、気象状況・特に風などで予告なしに閉鎖する場合があるそうです。森タワーでは他に、森アーツセンター53階の森美術館や、52階の東京シティビューなどを見学しました。午後には恵比寿ガーデンプレイスを見学しました。
　今回は苗穂地域にある、JR北海道鉄道技術館やサッポロビ−ル園、アリオ札幌などと類似した恵比寿の複合商業施設を見学し、花壇やベンチなどがあちらこちらに点在して街の中全体が公園としての景観を形成し来場者を楽しませている様子を見ることができました。また、JR恵比寿駅では雨の日でも傘なしで濡れずに近隣へアクセスすることができる動く通路「恵比寿スカイウォ−ク」を体験するなど、まちづくりの参考に有意義な視察研修旅行となりました。